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数ある釣りの種類のなかでも、近年人気急上昇中の「タイラバゲーム」。
初心者でもただ巻くだけで高級魚「鯛」を釣ることができる簡単さが人気のゲームですが、一度ハマるとなかなかに奥が深いゲームです。
今回は初心者から中級者までにおすすめな、コストパフォーマンスが良いタイラバ専用のベイト用ロッドをまとめてみました!
最初にタイラバロッドについてうんちくを色々書いていますが、すぐにロッドが見たいんじゃい!って方はダイワ(紅牙)からご覧ください。
目次
タイラバに適したロッド
タイラバに適したロッドとはどんなロッドでしょうか?
タイラバゲームに向いているロッドの特徴は以下のとおりです。
条件① 向こう合わせでフッキングできるような柔らかいもの
条件② タイラバの重さ(80g以上のルアー)に耐えられるもの
条件③ 素早い巻きに対応可能なベイトタイプがおすすめ
条件①向こう合わせでフッキングできるような柔らかいもの
タイラバゲームではアタリがあってもアワセず鯛の口に自然と針が刺さるまで待つのが基本のスタンス。
このときロッドが硬いと、アタリがあっても針が刺さりきる前にはじいてしまいます。
反対に柔らかいロッドであれば、魚の重みや動きで自然と針が刺さって食い込むので、タイラバゲームでは柔らかいロッドがよく使われています。
条件②タイラバの重さ(80g以上のルアー)に耐えられるもの
「タイラバゲームには柔らかいロッドがタイラバに適している」と書きましたが、逆に柔らかすぎると、タイラバ自体の重みに耐えることができず折れたり、ゲームにならないことがあるので注意です。
ゲームを行うフィールドにもよりますが、めやすとして最低80g以上のルアー重荷に耐えられるロッドを選ぶと良いと思います。
条件③素早い巻きに対応可能なベイトタイプがおすすめ
タイラバゲームでは基本的に、着底を感じ取ってからいかに早いタイミングで巻き始めるかが、釣果を大きく左右すると言われています。
「スピニングリール」では巻き上げのときに、一度スプールを戻すというアクションが入るので、ベイトリールに比べて巻き上げのタイミングが遅れてしまいます。
着底のタイミングすぐに巻き上げを開始できる「ベイトリール」がタイラバゲームでは有利です。
ベイトリール使う場合は、合わせてロッドもベイト用を揃えましょう。
ソリッドティップとチューブラーティップの違い
タイラバゲーム用のロッドのスペックを見る際に、よく「ソリッド(S)」や「チューブラー(T)」の表記を見かけると思います。これはどういった意味でしょうか?
ロッドの穂先のことを「ティップ」といいますが、ティップの中に素材が詰まっているものを「ソリッド」、中空になっているものを「チューブラー」といいます。
「チューブラーティップ」はティップの中身が空洞になっており、張りがあるので、ルアーをアクションさせるときなどに向いています。またアタリがあったときに伝わりやすく感度が良いという利点があります。
「ソリッドティップ」は中身が詰まっているので、見た目は細くても柔軟性がありしなやかに曲がります。アタリがあったときに魚が違和感を感じにくく、またフッキングが乗り調子になりやすいという利点があります。タイラバゲームではソリッドタイプを選ぶ方が多いかと思います。
ロッドを選ぶ際には、ティップの種類についても参考にするとよいと思います。
いろいろと書いてきましたが、結局どういったロッドがタイラバゲームにピッタリなのでしょうか?
正直にいって「タイラバ専用」としてメーカーが出しているロッドであればまず問題ないかと思います!
次はコストパフォーマンスに優れたタイラバ専用のおすすめのベイトロッドをまとめましたので、ご紹介したいと思います!
ダイワ(紅牙)
ダイワのタイラバ専用ロッドといえばいわずとしれた「紅牙」。
現在、紅牙のロッドは8種類のラインナップです。(2017/5/8現在)
紅牙 | 紅牙 AGS | 紅牙 AIR | 紅牙 EX AGS |
紅牙 MX | 紅牙 X | 紅牙 テンヤゲーム AGS SMT | 紅牙 テンヤゲーム MX |
なかでも「紅牙X」シリーズは、有名メーカーのダイワのタイラバゲーム専門ロッドながら、1万円台というリーズナブルな価格で購入できるので、最初の入門用の1本として最適です。
紅牙Xシリーズには、「69MHB」「69HB」「69XHB」の3種類がありますが、大きな違いは適合ルアーの重さです。
「69MHB」<<「69HB」<<「69XHB」の順番で重いルアーに対応しています。
アイテム | 標準全長(cm) | 標準自重(g) | 先径(mm) | 元径(mm) | 適合ライン(PE) | 適合ルアー(g) | カーボン含有率(%) | 価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
69MHB | 206 | 118 | 0.9 (0.8) | 8.5 (9.9) | 0.5-1.0 | 30-80 | 85 | 14,000 |
69HB | 206 | 123 | 0.9 (0.8) | 9.3 (10.9) | 0.6-1.2 | 40-100 | 86 | 14,000 |
69XHB | 206 | 128 | 0.9 (0.8) | 9.4 (10.9) | 0.6-1.5 | 60-150 | 87 | 14,000 |
迷うのであればオールマイティーに使えてバランスの良い「69HB」がおすすめです。
私も69HBを使っています。玄界灘でのタイラバゲームでは水深40~60mのポイントを中心に攻めるので、60~80gのタイラバをメインに使っていますが、硬すぎず柔らかすぎないのでロッドの操作性もよく、細かいアタリもちゃんと拾ってくれます!個人的にとてもおすすめのロッドです。
シマノ(炎月)
シマノのタイラバ専用ロッドといえば「炎月」。
紅牙シリーズのピンクカラーとまた違って、赤と黒のカラーを基調としていて落ち着いたデザインです。紅牙シリーズはどうしてもピンクがメインカラーなので、「ピンクはちょっと…」という方にもおすすめだと思います。
もちろんメーカーはシマノなので性能も申し分ありません。炎月シリーズでは先端のガイドが下向きになる「スパイラルガイド」を採用しています。巻き上げのときのブレが少なくなるので安定して巻き上げることができます。
しかも1万円台で初心者でも手の届く価格の「BB」シリーズでも、このスパイラルガイドを採用するという太っ腹っぷり…!
操作性については、先述の紅牙シリーズはロッドが柔らかめですが、炎月は紅牙に比べると全体的にやや硬めの印象です。初心者でも扱いやすいと思います。
品番 | 全長(m) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B69L-S | 2.06 | 157.9 | 90 | 1.3/9.3 | 20-80 | MAX1.0 | 90.3 | 16,500 |
B69ML-S | 2.06 | 157.9 | 95 | 1.3/9.9 | 30-100 | MAX1.0 | 89.2 | 17,000 |
B69M-S | 2.06 | 157.9 | 105 | 1.3/11.1 | 40-130 | MAX1.2 | 89.2 | 17,500 |
B69MH-S | 2.06 | 157.9 | 115 | 1.3/12.2 | 45-200 | MAX1.5 | 90.5 | 18,000 |
ベイトモデルは4種類。こちらも適合ルアーの重さが違います。迷うのであれば40~130gまでのタイラバを使うことができ、ラインも1.2号まで対応している「B69M-S」が汎用性が高く、入門用としておすすめです。
2019/3/2追記:メジャークラフト (ソルパラ SPJ-B66ML/TR)
現在、個人的に愛用中でタイラバ入門用としてイチ押しのロッドが、メジャークラフトのソルパラ SPJ-B66ML/TRです。
端的に特徴をあげると以下のとおり!
- 7千円代という非常にリーズナブルな価格で買える
- ついばむようなアタリも分かりやすく、変化に対応しやすい
- かといってティップは固すぎず柔軟(感覚的には紅牙と炎月の中間くらい)なのでバランスが非常に良く操作しやすい
- 公式のタイラバ重さのMAXは100gですが、120gや稀にに150gを使って1年以上経つが今のところ問題なし(※MAXウェイトより重いタイラバを使うのは自己責任になるので注意です!)
安いという理由で購入したのですが、アタリ感度の良さにすっかり惚れてしまい、なんだかんだ今や一番登場機会が多いという。まさか紅牙より使用頻度が多くなろうとは…
Amazonレビューを見てみると、意外とレビューが低く驚いたのですが、どうも輸送時に穂先が折れていたという理由が多いよう。私は店頭で購入したのでそこらへんは大丈夫だったのですが、心配であればやはり店頭で実際に見てから購入するのが良いかと思います。
メジャークラフト ソルパラ ライトジギング 鯛ラバ SPJ-B66ML/TR
さいごに
コストパフォーマンスの良いロッドまとめということで、もっと色々なロッドを紹介できればと思ったのですが、やはり実際にさわってみたものしかオススメしづらいと思い、紹介できる本数が少なくなってしまいました…!
実際にさわってみて「これは!」と思うロッドがあったらこちらに随時追記していきたいと思います!