こんにちは!mosacoです。
先日、釣りの帰りに福岡の糸島産直市場『伊都菜彩』に寄ったところ、超巨大なエソを発見。
これは蒲鉾を作るという運命に違いない!速攻で購入してきました。
ババーン!見よこのサイズ!
小さいやつでもじゅうぶんでかいけど、大きいほうのサイズが半端じゃない…ボラならトドクラス。まな板に乗りきらないです。
顔がなかなか凶悪。特に歯がすごい。
ビジュアルをひと通り堪能したところで、調理していきます。うろこと内蔵をとります。
捌き方を事前に調べると、エソは骨の入り方が特殊で中骨が2列あるらしい。
骨の位置を指で触りながら確認していくと、このあたりに中骨が入っていました。
これだけ身が大きいと骨抜きで抜くのも大変なので、包丁で小骨を避けていい感じに切っていきます。
いきなりすり鉢ですりつぶすと労力がすごいので、まずはある程度フードチョッパーで細かくします。
最近買った手動のフードチョッパーが活躍!ディスカウントストアで298円で売ってました。
玉ねぎのみじん切りとかも楽なので、1個持っておくと便利です!(サイズは大きいほうが良いです)
すり鉢に移し替えようとしたら入らなかったので、2つに分けます。
かまぼこ作りの工程をネットで調べると、すり身にしたら水でさらすとこのと。(血や細かい異物を取り除く)
あんまりやると味が薄くなりそうなので、とりあえず2回水を取り替えます。
キッチンペーパーで絞ります。
こういうときに破れないタイプのキッチンペーパーがあるとめちゃくちゃ便利です。
破れないキッチンペーパーは、魚を普通に保存するときにも使えるので非常に便利!(キッチンペーパーでくるんでラップ)
身に付着しないのでノーストレスです。ちょっと高いけども。
ちょっと話が逸れましたが、絞った身をすり鉢にもどして再びすり潰していきます。
すり潰すのけっこう体力がいります。
ここで塩を投入!量は身に対して1%くらいがおすすめです。
今回はネットで調べた情報をもとに3%入れましたが、めちゃくちゃしょっぱかった。(よく考えたらほぼ海水と同じやんけ…!)
無心ですり潰すこと20分…ツヤと粘りが出て見た目がだいぶ変わりました!
かまぼこ板に乗せますが、ここで「かまぼこを作るためにかまぼこを買う」という謎のパラドックスが発生。
何かを得るためには何かを失わなければいけない…これぞ等価交換ッ…!
せっかく2つに生地を分けたので、「すり潰しただけバージョン」と「水にさらしたバージョン」の2種類を作ってみることにしました。
左の赤みがかっているのが「すり潰しただけバージョン」。右の白いのが「水にさらしたバージョン」。
比較してみると色が全然違うのが分かります。
ラップで巻いてお皿に並べます。
水を入れたフライパンに皿ごと乗せて、蓋をして蒸します。
蒸しあがりました!おおおなんかかまぼこっぽい!!
見た目は限りなくかまぼこです。
ストローみたいなやつは市販のかまぼこを買って身ぐるみ剥いだものです。
切り分けてみました。市販のかまぼこよりもしっかりとした弾力があります。
奥のものがすりつぶしただけ、手前のものが水にさらしたものです。
さて、実食!
食べてみると…こ、これはかまぼこだ!
ちょっと塩気が強すぎでしたが、しっかりエソの旨味が感じられて美味い!
水にさらしてるせいか、魚の臭みとかもあまり感じません。ちょっと塩辛いけど、自分で作ったかまぼこはうまい!
水にさらしてないほうも食べてみます。
こっちは血合いとかが残っているので、ワイルドな味です。魚をすり潰して食べてるな感があります。
かまぼことしてはやっぱり水にさらしたほうが美味しいですね。
さいごに
塩を加えて練っただけなのに、魚の身がかまぼこになるって非常に不思議でした。
今回分かったことは、自分で作ったかまぼこはうまい!(プライスレス)
労力はかかりますが、材料も道具も特別な物は使わないので、エソが手に入ったらチャレンジしてはいかがでしょうか。